2004年度をふりかえって

今年度も私たち「おもしろ科学工房」は、64回の理科実験ミュージアムを通じて”科学”のふしぎさやもの作りの
楽しさを大勢の子どもたちに味わってもらえるよう活動をしてまいりました。
ここにその一部をふりかえってみたいと思います。

4月3日(土)
2004年度、スタートを飾ったのは大人気の「万華鏡作り」でした。
今年度は毎月1回必ず行い、どの回も大変な好評をいただきました。

4月25日(土)
子どもの森公園開園2周年記念イベント「おもしろ科学大実験」が開催されました。
数々のブースで実験や工作を楽しんだ後は、お楽しみ後藤先生のサイエンスショーです。
テーマは「大気圧のふしぎ」。空気の力であの頑丈なドラム缶がぺしゃんこになってしまうとはビックリ!

7月22日(木)
SBCテレビの番組・SBCスペシャルで、先生の活動を追った番組
「科学の手品で遊ぼう~後藤道夫の実践~」が放映されました。

7月29日(木)~31日(土)
今年度初めての試みである、中学生を対象にした夏期講座「カメラを作ろう」が行われました。
カメラの製作から始まって撮影・現像までをすべて体験できるとあって、参加したおともだちはもう夢中!
 来年度継続開催への手応えも十分ありました。

8月6日(金)
軽井沢町立図書館様からの依頼を受けて、出前工房を行いました。
テーマは「キラキラ光る万華鏡」。50人のおともだちに万華鏡作りの楽しさを味わってもらうことができました。

10月23日(土)
科学の原理を応用した「サイエンス・マジックショー」を行いました。
次々と目の前で起こるふしぎな現象のタネはすべて科学の原理を利用したものです。
見終わった後にはおともだちもマジックに挑戦! なあんだ、自分でもできるんだ! 
科学は身近なところにあるのです。

11月3日(水)文化の日
毎年座光寺地区で行われている文化祭に出前工房しちゃいました。
地元育成会の方々にご協力をいただいて、「風船ロケット」と「ミラーボックス」の2つを作りました。
大勢の子どもたちが参加してくれました。私たちがビックリするような作品も飛び出しました。

11月20日(土)
この日のテーマは「太陽熱のパワーを体験しよう」でした。
地元の科学サークル「伊賀良遊科クラブ」のみなさんとの共催で、太陽の光を使って火を起こしたり
直径2.5mのパラボラ型ソーラークッカーで焼きそばやホットケーキを焼くなど
ダイナミックな実験を行いました。

11月24日(水)
上伊那郡(飯田から電車で約1時間半)にある伊那東小学校から5年楓組のおともだち32人が来てくれました。
みんなは保育園のこどもたちと交流をはかるためにいろいろなおもちゃを調べ学習をしているのだそうです。
この日は風船ロケットやブーメラン、そして万華鏡作りを体験しました。
意欲的にとり組む姿、おともだち同士で協力し合う姿
そして工夫をしてよりよいものを作り出す様子に私たちはとても感心をしました。

11月28日(日)
今年度最後のテーマはなんといってもこれ「万華鏡作り」です。
今年度は万華鏡に始まり、万華鏡に終わりました。世界にひとつだけ
自分の万華鏡を作ることができるのは大きな魅力です。来年もまたぜひ作ろうね。

学校では理科の授業時間が減り、子どもたちの間にはますます「理科離れ」が深刻になっているそうです。
でも、ここに遊びに来てくれる子どもたちを見る限り、どこにそんなことをいう子がいるのだろうという思いにとらわれてなりません
。実に生き生きとした表情で製作にとりくみ、時には私たちを驚かすアイデアがいくつも飛び出してきます。
大切なのは「ふれさせること」ではないでしょうか。
私たち「おもしろ科学工房」はこれからも子どもたちが自由にのびのびと考えて工夫し、作り出す場を作り続けていきたいと思います。

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