団体概要・ご挨拶

概要

団体名称南信州飯田おもしろ科学工房
サイエンスアドバイザー高橋 和光
スタッフ数50名(2023年4月現在)
設立2001年6月
事務局飯田市 教育委員会 生涯学習・スポーツ課
〒395-8501 長野県飯田市大久保町2534番地
TEL.0265-22-4511(内線3741・3742)
FAX.0265-22-7969

活動目的

2001年6月、サイエンスプロデューサー後藤道夫先生(現在 かざこし子どもの森公園名誉顧問 元公園長)が飯田市教育委員会の協力を得て始めた「巡回科学実験教室」をサポートするために市の呼びかけで結成された科学教育ボランティア組織事務局を飯田市教育委員会生涯学習・スポーツ課に置く。

2002年4月、かざこし子どもの森公園の開園と同時に活動拠点を公園内おいで館(多目的館)に置き「理科実験ミュージアム」を開始。

子どもたちが自分自身で科学実験を行ない、科学のふしぎ、驚きを体験することにより子ども自身に「ふしぎの心」をいだかせ、科学への興味関心を高めることを目的として活動している。

地域公民館行事、小中学校PTA行事などの出前依頼に応じ現地に出向き、科学工作やサイエンスショーなどを行なう「出前工房」も行っている。
また、地域の科学体験教室のサポートを行ない地域活動が活発になること(地育力の向上)を目指している。

「巡回科学実験教室」は平成18年度をもって終了いたしましたが、後藤道夫先生の「私が科学の不思議さ、美しさ、おもしろさに目覚めたのは少年の時経験した科学実験のすばらしさに、強い感動を受けたからです。
感受性の強い、純粋にものを見る少年少女の心に、少しでも感動を与えられる科学教育を目指しています。」という言葉を心に活動している。

創立者 後藤道夫先生

おもしろ科学工房は後藤道夫先生が飯田市教育委員会と連携し、小・中学校を対象とした「巡回科学実験教室」がルーツです。「平成記念かざこし子どもの森公園」の初代園長に後藤先生が就任したのを契機に「南信州飯田おもしろ科学工房」を展開。同公園内にある「おいで館」での「理科実験ミュージアム」も同時期に開始されました。

サイエンスアドバイザー 高橋和光先生

代表 三浦宏子 ご挨拶

 ある日、長男が学校から帰ってきて「お母さん、これはすごい強い磁石で、売ってないんだよ。今日実験を教えてくれた“おじさん”からもらった。大切にして」と見せてくれました。翌日新聞で、後藤道夫先生という“実験おじさん”が、学校にやってきたという記事を読みました。「思わず!!これだ!!」と。後藤道夫先生は、興味のある子を見つけるのがとても上手です。興味津々の息子に「磁石って楽しいよ」と渡したのでしょう。普段は学校の出来事など話したことない息子が、こんなにも感動している。どんな体験をしたのか興味が湧きました。

 その年、新聞で実験おじさんのサポートをするボランティアを募集しているという記事を目にしました。まだ、こどもが小さいからと一度はあきらめましたが、募集の記事を3度、目にした時には、教育委員会に電話をしていました。第1回の集まりで、早速、実験を体験しました。自然界に飛んでいる放射線の軌跡を、簡単な箱で見ることができ、ビックリしました。厚紙2枚とガムテープで作るブーメラン、ちゃんと戻ってきました。次々に行う実験に、ただただ、子どものようにはしゃいでいました。

 後藤先生の実験教室の始まりを振り返り、当時の飯田市教育長小林恭之助さんは、こうおっしゃっていました。「後藤先生から、交通費も謝礼もいらない実験道具をすべて用意するから、小・中学校で実験をやらせてほしいと、提案を受けた時はびっくりして、申し訳なかった」

 教育委員会は、先生の熱い想いを受け入れ、後藤先生をサポートする「南信州飯田おもしろ科学工房」という科学教育ボランティア団体を作り、科学実験教室推進事業として巡回科学実験教室を始めました。

 私は、時間の合間をみつけて、実験準備や学校に出かけ、後藤先生のサポートを行いました。後藤先生は、「子どもにウケる科学手品77」という本が売れに売れて、テレビ出演や講演にとても忙しい時期でしたが、巡回科学実験教室の期間は、すべてを断り、飯田市の子どもの為に学校を回りました。先生は当時72歳、あの穏やかな小さな体に、とてつもないパワーと情熱を秘めていました。

 2002年に平成記念かざこし子どもの森公園が開園すると、後藤先生は、公園長に就任しました。先生は、私に言った事がありました。「僕は、子どもたちが何時来ても自由に学べる科学の拠点をつくりたい。かざこし子どもの森公園にそれをつくりたいと」。私は「こんな交通の便の悪いところに子どもたちは来ないですよ」というと、先生は「1人でも2人でもいいんです。おいで館で自由に材料を選び、自由な時間を過ごすことにより、子どもたちの想像力がのび、自由な発想が浮かぶ。子どもたちに科学の美しさ、楽しさ、感動をあたえることによって、科学の好きな子どもたちを増やしていきたい。保護者が良いと思えば、どこにでも連れてきます」とおっしゃいました。

 先生は、かざこし子どもの森公園 おいで館で念願の科学の拠点「理科実験ミュージアム」を始めました。あれから20有余年、後藤先生の言葉は現実になりました。週末行われている理科実験ミュージアムは、飯田市だけではなく、県外からの来館者も大勢来て、リピーターも増えています。スタッフも新しいメニューを考案したり、地域の企業や高校生ボランティアも加わりました。

 当時、おいで館は「宝の山」だと言った中学生スタッフは、成長して飯田市に戻り、スタッフとして活動を支えています。現在、おもしろ科学工房の活動は、かざこし子どもの森公園の理科実験ミュージアム運営だけではなく、地域の公民館や団体と協働して幼稚園・小学校での科学実験教室、クラブ支援、出前講座など行っています。また、飯田市美術博物館、飯田市立図書館、飯田市立動物園、天竜川総合学習館かわらんべ、かざこし子どもの森公園などと飯田市に理科の種を蒔こうと「たねの会」を作り「南信州サイエンスクエスト」を企画し、地域に根差した理科教育を推進しています。

 令和の時代になり、コロナ感染症という苦難の時を過ごしています。理科実験ミュージアムの開催もどうしたら良いか。人が集まること。イベントを計画することができない状態でした。そんな中、オンラインやIT デジタル化が、めざましく伸びました。コロナが落ち着きをみせてきた今、どうして?なぜ?と自分の手を使って確かめる実体験を、たくさん積み重ね、自分の頭で考え行動することにより、これからのITの時代に生きていけるのだと思います。後藤先生の子どもたちに感動を与えたい、理科の好きな子どもを育てたい。ただただ、こども達の為にという気持ちを大切に これも活動を続けていきたいと思います

→ブーメランくるり 感動体験 20111207(朝日新聞掲載記事)
→「驚き」を発見、出前も人気」 10年 20110829(朝日新聞掲載)
→東京からの取材
→平成記念かざこし子どもの森公園 開園20周年に寄せて
→みんなの図書館

スタッフ紹介

2001年設立当時21人、2020年4月現在53人。
年齢は、10代から80代まで。
仕事は、学生、主婦、会社員、公務員等々
ボランティア活動に参加した理由は
科学の好きなスタッフあり
子どもの好きなスタッフあり
教えることが好きなスタッフあり
第二の人生と参加したスタッフあり
ただ、みんな子どもたちの笑顔が大好きです。

▲2009年3月スタッフ研修会にて(後藤道夫先生と共に)
▲2011年11月 M-V-5ロケットモデルの前にて
▲2015年9月26日 後藤道夫先生米寿のお祝にて

JST委託研究のひとつに選ばれました

2005年12月から2008年3月までの2年4ヶ月間にわたり、
独立行政法人科学技術振興機構JSTからの委託研究で「理科カリキュラムを考える会」の長濱元先生をリーダーとするグループにより全国の科学ボランティアの調査が行われ「南信州いいだおもしろ科学工房」がその対象の一つに選ばれました。

市民ボランティアの立場からボランティアグループを結成し、学校教育への支援と社会における科学リテラシーの向上のための活動をしている団体の状況を調査することを目的として行われました。

事例調査の対象は、茨城県古河市「総和おもしろ科学の会」と長野県飯田市「おもしろ科学工房」を主な対象としておこなわれそれを補充するものとして、鹿児島県垂水市と富山県上市町の状況調査が行われました。

2008年1月11日「こどもを 学校を 地域を変える!」
2008年1月12日「シンポジュームレポート」

日本科学技術振興事業団委託研究
研究開発プログラム「21世紀の科学技術リテラシー」
研究成果報告書より

理科カリキュラムを考える会においては(NPO法人)ガリレオ工房と共同で2005年年12月1日から2008年3月31日まで(2007年4月からはさらに(財)日本科学技術振興財団が参加)の2年4ヶ月の期間(独立行政法人)日本科学技術振興機構(JST)から「市民による科学技術リテラシー向上維持のための基礎研究」の委託を受け研究を続けてきました。
理科カリキュラムを考える会の受託テーマは「市民への科学リテラシーの普及方法と学校教育への科学ボランティア協力の探求」です。
理科カリキュラムを考える会では、会員の中から研究分担者と研究協力者を依頼して、それらの研究担当者の研究分野を生かして最終的に4つの研究グループを編制して研究に取り組みました。

(1)学校の理科教育に対するボランティア活動グループに関する研究

  ・・・・調査対象地のうち、自主的なボランティア・グループがしっかり組織されていたのは茨城県古河市の「総和おもしろ科学の会」および長野県飯田市「おもしろ科学工房」の2例であった。・・・・

研究成果報告書 つづきを読む→

賞歴

2010年 ムトス飯田賞
2019年 南信州地域振興局長賞

南信州地域振興局長賞
地域発 元気づくり支援金
平成30年度優良事例表彰(2019年12月19日)

ムトス飯田賞
第25回ムトス飯田賞(2010年2月20日)

メディア掲載情報

実績・運用記録

地育力

飯田市教育委員会「地育力どっとネット」より

「地育力」とは、飯田市が定めた 「地育力向上連携システム推進計画」 において、
『飯田の資源を活かして、飯田の価値と独自性に自信と誇りを持つ人を育む力』
と定義付けています。

おもしろ科学工房では、科学で育む地育力を目指しています。

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