2012年10月6日 理科実験ミュージアムのメニューは、「ボールレンズで顕微鏡を作ろう」です。
今日の公園には、いくつもの保育園、幼稚園の遠足でしょうか。
にぎやかな声がこだましております。
そんな中、聖クララ幼稚園の卒業生(土曜学校の子ども達)30人が、おいで館を訪れました。
飯田市の光学レンズメーカー「夏目光学」さんからいただいた「ボールレンズ」 これを使って、顕微鏡を作ります。
レーベンフックの作った顕微鏡です。
子ども達は、とても興味深そうに「玉ねぎの表皮」や「花粉」の観察をしていました。
短時間での参加でしたが、家に帰っていろんなものを観察してくださいね。
午後には、名古屋などからこの顕微鏡を楽しみに来てくれた家族などがいました。
どの子、どの家族もとても熱心で
アクリル板に穴を開け、ボールレンズを取り付けるだけで
とっても性能の良い顕微鏡が出来るのにビックリ!!
子ども達の興味は最高潮で、自分でプレパラートを作る為に花を採りに行きました。
子ども達は、花をすぐ見つけて持ってきました。どこに咲いているかちゃんと知ってるんですね。
黄色い小さいお花の花粉。シロツメクサ~この花粉もとれるかな???
中には、アリさんを捕まえてくる子どもも
花粉観察が、昆虫観察になり、くもの糸まで観察。子供も大人も興奮!興奮!
びっくりしたのは、花についていたちっちゃな、ちっちゃな虫さんが、観察できたことです。
ボールレンズは、40~50倍に拡大されます。
蜂のような昆虫がボールレンズを通して観察できます。
右側は、市販のプレパラート、染色した「玉ねぎの表皮」です。核まで観察できました。
ボールレンズを通して、デジカメで写真が撮れるのもビックリでしたが。
本物は、これよりずっときれいに見えますよ。
以前、私達はレーベンフックと同じようにガラス棒を引いて、
丸い玉を作ってレンズにしていたのですが、ゆがみがありきれいに観えませんでした。
ところが、夏目光学さんからこのボールレンズをいただき
とても鮮明に観察できるようになりました。
飯田市には、このように子ども達の成長を楽しみに
私達の活動に賛同し、協力してくれる企業があります。
夏目光学さんに感謝。感謝です。
おもしろ科学工房って?→地育力:ボールレンズの顕微鏡・・・「夏目光学株式会社」をみる