風船ロケットを作ろう【第6回おもしろ科学大実験】

風船ロケットってどんなもの?

理科実験ミュージアムではもうすっかりおなじみの人気テーマがこの「風船ロケット」です。ビニールのかさ袋に空気をいれ、尾翼とおもりをつけると、とってもよく飛ぶロケットが完成します。軽いビニール袋なのに、どうしてこんなふうに飛ばすことができるんだろう? 

風船ロケットのブースに一番乗りだったのはこのふたり。ありがとね!

かさ袋に空気を入れてみよう。口をつけてしまうと、かえって時間がかかります。どうすればよいでしょう?

袋がしっかりふくらんだら、口をセロハンテープでしっかりとめよう。

だんだんいそがしくなってきましたよ。スタッフもたいへんです。でも大勢遊びに来てくれてうれしい!

お母さんにも作るのを手伝ってもらいましょう。小さい子には袋をふくらませるのがちょっと難しいかな?

色紙で作った尾翼とおもりをとりつけたら完成です。さあ、なげてみようか!

あとちょっとで完成です。おもりをつけるときはあとで前後を調整できるようにつけようね。

子どもの森公園のボランティアスタッフもみんなで遊びに来てくれました。

開園から最後まで、大勢の子どもたちでにぎわった風船ロケットのブースでした。

「飛行機みたいにする!」一番右の女の子は尾翼だけでなくつばさもつけました。これが実に安定してよく飛びました。よく思いついたね。すごいぞ!

風船ロケットのふしぎのタネ

 ビニールのかさ袋だけ投げても、ぜんぜん飛ばないよね。でも空気を入れるとどうして飛ぶのでしょうか。
 ふだんはなかなか感じることができませんが、空気って重さがあるんです。空気の中で空気の重さははかれないけれど、計算すると1リットルあたり1.3グラムほどになります。実は1円玉よりも重いんだよ。かさ袋の中には3~4リットルくらいの空気が入るから、おもりや尾翼までふくめるとロケットの重さは5グラムほどになるのです。思ったよりずいぶん重さがあるでしょ? 細長くて空気抵抗をうけにくい形をしているので、投げると遠くまで飛ばすことができるのです。

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