2024年5月5日(日)サイエンスショー
「空気のすごーい力」「あつい・つめたいの科学」が行われました。
全日本科学漫才研究会に所属して活動されている、川村信嘉先生と新村宏樹先生によるサイエンスショーが行われました。漫才を楽しむように科学にも親しむことができるショーを見せていただきました。
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川村信嘉先生のサイエンスショー「空気のすごーい力」
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5日の午前中には飯田市長さんにおいでいただき、サイエンスショー「空気のすごーい力」が始まりました。
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川村先生のサイエンスショーのテーマは空気です。空気は目には見えませんが重さがあることをペットボトルを使った実験で確かめてみます。
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ポンプでペットボトルに空気をたくさん詰め込んでおきます。その時の重さを量ると79.2g、空気を逃がすと78.6gに減りました。この0.6gの差が詰め込まれていた空気の重さというわけです。
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私たちはいつも空気の重さに押され、圧力を受けて生活しています。この圧力が大気圧です。大気圧の力で水を入れたペットボトルを持ち上げることもできます。
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吸盤がものにくっつくのも大気圧の働きです。吸盤で机を持ち上げることもできました。
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袋入りのお菓子を高い山にもっていくと、袋がパンパンに膨らむことがあります。これは高い場所では大気圧が低くなるからです。容器にマシュマロを入れて空気を抜いていくと、気圧が下がりマシュマロが膨らんで大きくなりました。「大きくなったマシュマロを食べたい」というお客さんがいましたが、容器から出すと元の大きさに戻ってしまいました。残念!
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最後は空気の力でボーリング玉を持ち上げる実験です。この重たいボーリング玉をどうやって持ち上げるのでしょうか?
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特大のアクリルパイプにボーリング玉を入れ、送風機を使って上の空気を吸い出すと、下から大気に押されてボーリング玉が浮かび上がりました。普段は感じることのできない空気の力がよくわかる実験でした。
新村宏樹先生のサイエンスショー「あつい・つめたいの科学」
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午後には飯田市教育長さんにおいでいただいてサイエンスショーが始まりました。
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新村先生によるサイエンスショーでは最初に温度が見える特別なシートが登場しました。手の温度やガスコンロの熱でシートの色が変わるのがわかりました。
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次の実験ではアルミ缶に水を入れてガスコンロでお湯を沸かします。お湯が沸いたところでふたを閉め、水で一気に冷やすとべこっとつぶれてしまいました。これは熱と大気圧の働きを組み合わせた実験でした。
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次の実験ではおもしろ科学工房でもおなじみのスライムを使います。このスライムに塩化カルシウムの粒を入れてよくもむと、だんだん温かくなってきました。
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もう一つのスライムに肥料などに使う尿素の粒を入れてもむと、今度はだんだん冷たくなるのがわかりました。スライムでこんな実験ができるとはおどろきです。
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最後は水を入れたパイプをひもでこすり、摩擦熱でお湯を沸かそうという実験でした。
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3人の方に協力していただき、だれが一番最初にお湯を沸かせるか競争してもらいました。人の力だけでのこれだけの熱を作り出せることがわかる実験でした。
川村信嘉先生と新村宏樹先生にはとても楽しいサイエンスショーを見せていただきました。ありがとうございました。