夏季特別講座 カメラを作ろう!

今年初めての試みである、中学生対象の講座「カメラを作ろう」が開催されました。その様子をご紹介しましょう。

この講座はカメラの製作から始まり、撮影・現像までをすべて自分でおこなうというものでした。

写真をきれいに撮影するためには、明るさや被写体などいろいろな条件にあわせてしぼりやシャッター速度をかえるなど「試行錯誤する要素」がたくさんあり、それぞれが自分のスタイルを見つけ出し撮影に励みました。

実験は「必ずうまくいくとはかぎらない」ことも体験できました。
受講されたみなさんにとってたいへん充実した講座となったことと思います。

さあ、待ちに待ったカメラの製作です。最初はレンズカメラです。

工作用紙からていねいにカメラのボディーを切り出します。

それを両面テープでとめていきます。

うまくいかないところは先生がしっかり教えてくれます。

2時間かかってできました。できあがりはどうかな?「光が少しでも入ったらダメだよ」

このようなカメラができあがります。

もちろん、しぼりもシャッターもあります。

カメラの中にはさかさまの景色が写っています。

さあ、表に出てみよう。どこをとろうかなあ。まずはピントあわせだ。

ピントがきまったぞ。今度は暑い暑い暗室で印画紙をセットだ!

さあ、いよいよ撮影だ。はい! チーズ!

暗室の中は40度を超えているのではないでしょうか? でもみんな真剣です。「わあ、でてきた、でてきたあ!」

覚えるのも早いね。「先生!現像液の温度が高すぎるよ!」

ネガ・ポジ反転もほら、こんなふうにやるんだよ! しっかり教えてもらいました。

今度はピンホールカメラです。こんな形の箱だって、カメラになっちゃうんです。

中を真っ黒に塗って、小さい穴をあけたアルミ板をとりつけるだけ。

アルミ板の穴はわずか0.3mmです。向こうの木が見えるでしょうか?

よし!今度はピンホールカメラに挑戦!

どのくらいの時間がいいだろう?今度は40秒で撮ってみよう。この時間が微妙なんだなあ!

○彼らの力作をぜひご覧ください。

おいで館出入り口から遊具のほうを撮影したものです。実に雰囲気のある写真です。

おいで館出入り口にあった自動車と木が見事に写りました。
自作カメラの構造上、どこが写るのかは現像してみないとわからないのですが、これはバッ チリ!

この日の様子をテレビ信州さんが取材にきました。
写っているのはTV局のカメラマンさんです。最新のカメラをカメラの元祖で撮影した!?おもしろ い写真です。

おいで館出入り口の自動車と木です。撮る人が違うと写真の雰囲気もずいぶん変わりますね。

三角屋根のすべり台です。結構きれいに撮影できました。もやもやは汚れです。

人物を撮影しました。明るい太陽の下、シャッターは約1秒くらいでしょうか。
これで大丈夫かな?と半信半疑(はんしんはんぎ)でしたがうまく撮れ ました。

ピンホールカメラでの撮影です。地面において空を撮影した模様です。
※ ポジ画 面はコンピュータ処理をして反転させたものです。

こちらもピンホールカメラで撮影しました。カメラ本体が丸い筒のようなものだったせいか、
写真にも丸いぶれが見られます。

○テレビ信州のニュースでも流れました。

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