ふしぎなブランコってどんなもの?
一見ふつうのブランコに見えますが、よく見るとふたつのブランコがぶらさがっている棒が、さらにその上の棒にぶらさがっています。
さあ、このブランコにはいったいどんなふしぎなことが起こるのでしょうか? 科学のふしぎさを「体感」することができるこのブランコは、後藤先生の念願でもありました。おいで館前のスペースは、子どもたちの歓声と?マークでいっぱいでしたよ。
こんなに大きなブランコですから、準備は前日に行われました。製作者は工房Yoshizawaの吉沢さん。科学工房のメンバーです。
安全を確保するためにしっかりと固定をしてあります。さすが、科学工房のものづくり職人であります!
当日ブランコにのる後藤先生です。このブランコは後藤先生の念願でもありました。先生、とってもうれしそう!
後藤先生と大山先生といっしょに記念写真をパチリ! 大山先生も驚かれていましたよ。
このブランコはお友だちとペアで乗るんだ。ひとりがこぐと、何もしなくてもお友だちのブランコがゆれだすんだよ。
お友だちのブランコがゆれると、自分のブランコは止まってしまいます。でも、しばらくするとまたゆれだし、今度はお友だちのブランコが止まってしまうのです。
ブランコの実験動画です。それぞれのブランコの動きをよ~く観察してみてね。
ふしぎなブランコのふしぎのタネ
二つのブランコが交互にゆれあうふしぎなブランコ。このブランコ、「長さが同じ」というところがポイントです。
ふしぎなブランコはお家でも右図のようなものを作って確かめられるよ。長さが同じ2つのふりこならば、1本の棒にぶらさげて片方をゆらすと、ゆれるときの力がもう一方のふりこに伝わり、それまで止まっていたほうもゆれはじめます。この様子が繰り返されます。これを「ふりこの共振現象」といいます。長さが違うふりこではこのようにはならないんだよ。