鬼塚史朗先生

2011年おもしろ科学大実験招待講師  
昭和14年(1939)年、三重県伊勢市に生まれる。少年時代を京都府に過ごす。
金沢大学教育学部を卒業し、大阪府立高校の教壇に立つ。
昭和58年から大阪府教育センター物理教室で指導主事として教員研修と教育研究を担当し
平成12年(2000)年に定年退職。
その間、大阪府立高校2校の教頭を勤める。専門は物理教育。
日本物理教育学会誌、日本理科教育学会誌を中心に論文(論説、解説を含む)約100報。

平成10年には日本物理教育学会大塚賞(論文賞)受賞。

 <著書>
①近代科学の足跡をたどる(東京図書出版会  pp260)
②通信の歴史      (  〃      pp298)
③電気の歴史      (  〃      pp298)
④歴史と伝説の里・丹後 (あまのはしだて出版pp304)
⑤昔の暮らしと村の文化 (  〃      pp340)
〔①、②、③:物理教育、理科教育資料, ④、⑤:総合学習資料〕

~後藤先生からの紹介~大実験に寄せて

「鬼塚史朗先生の創意工夫の理科実験」

私が鬼塚先生を知ったのは、共に所属する「日本物理教育学会」の会誌を通じてであった。
先生は、学会でも飛び抜けて多くの理科実験に関するアイデアにあふれた優れた論文を
発表される方として強い印象を受けていた。
「青少年のための科学の祭典」においても、大阪における理科の先生方のまとめ役として大変活躍されていた。
私が、祭典の全国大会委員長として大阪を訪ねた時、先生の物理研究室での実験を拝見したいと告げると
すぐ招待してくださり、御自宅に泊めて戴き、大阪府教育センターの物理実験室を案内して頂き
先生自作のユニークな実験装置が所狭しと並ぶ研究室に入り、多くの実験をていねいに行ってくださった。
その日は聡明な奥様(圭子様)の心からのおもてなしにもあずかった。
先生は、センターでの永い期間の理科実験の開発をまとめて「電気の歴史」、「通信の歴史」という二冊の本を
書かれた。
昨年、その二冊の著書、それぞれ数十冊を飯田の教育に役立ててくださいと寄贈してくださった。
熱心な理科の先生方に利用して欲しいとのことで、私も喜んでその好意を受けた。
その際、私は先生に飯田における「おもしろ科学大実験」の講師をお願いした。
幸い快諾され、今回4月30日(土)に、車に実験器具を積んで、実験助手をつとめる奥様と二人で
遠路大阪の堺から「おいで館」まで来てくださることになった。
今回、先生は小・中学生向けに著書「通信の歴史」の中から十種類程の楽しい実験を選んでくださった。
当日は「おもしろ科学工房」のスタッフと共に実験がなされることが楽しみです。
先生は、教養が深く、現在も大阪近辺の歴史も広く調査され「昔の暮らしと村の文化」「歴史と伝説の里・丹後」
という二冊の本も書かれた。
私も寄贈されたその本を読んでみた。先生の博識と優れた文章に引かれて、夢中で読みふけった。
浦島やかぐや姫の伝説や日常の中の多くの科学や技術、理科の日常の話題などを、自分の体験をもとに語られるき
私は自分が気づかなかった多くの話題に目を開かされ、大変勉強になり
「おいで館」における今後の子ども達との交流に生かしたいものと痛感した。
これを機に、先生には今後とも飯田の理科教育のためにご指導くださるようお願いしたいと思っております。

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