ガリレオが天体観測を始めて400年目にあたる今年は
「世界天文年 2009」として世界中で天文学や科学の催しが行われています。
そこで、今年の夏季特別講座「天体ドームを作ろう」では
後藤道夫 先生が考案された、天文観察用ミニドームの制作を行いました。
8月1日と2日合わせて70人の方に参加していただき、ありがとうございました。
それでは、8月1日午前の部の様子から紹介していきます。
はじめは、星空の描かれた紙を切り抜いていきます。
入り組んだところや、急な角があってなかなか大変。
切り抜いた紙を並べると、なんだか変な形。
真ん中に白い帯になって見えるのが天の川です。
のりしろの部分を両面テープでつないでいくと…
さっきの星空の絵が内側に折りたたまれて、
外から見るとこんな形の天体ドームが完成します。
星座早見盤を立体的にした形です。 活動レポート「星座早見盤を作ろう」はこちら>>
星空を見るときは、こうやってのぞきこみます。
ある日ある時に見える「星空」を再現するのが星座早見盤です。
天体ドームもこれとよく似ていますが、違うところは
地面に隠れて見えないはずの星も見えるということです。
つまり、天体ドームは地球から見える「宇宙」の姿を再現したものと言えます。
最後に北斗七星や星座物語の話を聞きました。
この日は後藤先生もおいでになり、世界天文年である今年
天体ドームを製作したねらいについてお話を聞きました。
8月1日午後
引き続き、1日午後の部の様子を紹介します。
午後の部に参加してくれた人はちょっと少なめでした。
でもそのぶんじっくり作ることができました。
天体ドームが完成した後、先生から星座物語の話を聞きました。
ちょうどそのころ外は大雨、夜に予定されていた
「星を観る会」は中止になってしまいました。残念。
8月2日午前
2日の午前中の様子です。
この日はこんなにたくさん来てくれました。
先生から説明を聞いた後、さっそく紙を切り抜いていきます。
遠くは横浜から家族で参加してくれた方も、毎年ありがとう。
こちらも家族で参加してくれてありがとう。
みんなでがんばって作ってくれました。
一人で参加してくれた人もいました。がんばれ。
こちらも家族で参加してくれました。
むずかしいところは、お父さんに手伝ってもらいながら作ってくれました。
先生に合わせてラジオ体操・・・
をしているのではなくて、天体ドームの使い方を習っているところです。
この中に君が作った小さな宇宙が見えるかな。
8月2日午後
最後は2日の午後の部のようすです。
毎年欠かさず夏季特別講座に参加してくれる方、
夏休みの一研究にとやってきた方、皆さんありがとうございます。
家族で愛知県から来てくれた方もいました。
部品は全部そろったようです、次は組み立てだ。
最後はみんなでそろって、天体ドームの使い方を習いました。
多くの方に参加いただいて、ありがとうございました。
ガリレオの時代から400年が過ぎても、まだまだ多くの謎が残る宇宙。
ぜひこの機会に本物の星空を見てください。