朝日夏季保育大学

2012年7月27日 諏訪市の駅前市民会館において朝日夏季保育大学が行われました。
この保育大学は、1954年保育従事者の教養と技術の向上を目的に、諏訪市で始まりました。
今回が59回目 私たちおもしろ科学工房のスタッフも久しぶりに後藤先生のお手伝いが出来ました。

会場は、全国から集まった450人ほどの保育士さんや幼稚園教諭など大勢の人でいっぱいです。
後藤先生は、反射神経測定器やチャイルドビジョンを使って、子ども達がいかに事故に合いやすいか説明したり
サッカーボールが6角形を使って、作ることができることを
カメの甲羅に例えて、わかりやすく説明されました。
後藤先生が、この講演のため全て自分一人で、何ヶ月もかかっていろいろな道具を制作してきたと話すと
客席から大きな拍手が沸きました。本当に先生ご苦労様でした。
参加者の皆さんは、わっか取りペン落としの体験やサッカーボールを一人ずつ制作したりと
とても楽しそうでした。

保育大学が終わった後、かざこし子どもの森公園の理科実験ミュージアムに
「保育大学に参加しました」と言って、何人も訪ねてきてくださいました。
理科実験ミュージアムは、後藤先生の想いを実現する為に、そして、子ども達のために
これからも、いつまでも続けていきます。

2012.7.28 朝日新聞関連記事→

「不思議の魅力を子どもたちに ~実験と工作で楽しむ科学~」

「朝日夏季保育大学」参加の皆様へ    後藤 道夫

つね日頃、子ども達の健全な保育のために尽力されておられる皆様に、深く感謝致しております。
私も皆様同様に、永い間、教育、特に科学の不思議さや楽しさを子ども達に伝えることにつとめて参りました。
最近まで、朝日新聞のオーサービジットを、全国各地の小・中・高校で行い
また飯田市の「かざこし子どもの森公園」において、本日もボランティアとして
私の実験を手伝ってくださる「南信州飯田おもしろ科学工房」のスタッフの方々と共に
親子を対象とした「理科実験ミュージアム」で実験指導をして参りました。
私が科学に目覚めたのは、中学生のとき、理科の暗室で経験した
X線の青い光の中に輝く、サイフの中のコインや、太陽光の七色の美しいスペクトルなどを見た時受けた感動でした。
子ども時代に受ける自然の美しさや不思議さから受ける感動は、実験や工作をとおして得られることが多く
子どもの教育にたずさわる先生方も、そうした教育を望んでおられると思います。
今回行う実験はいずれも、科学の楽しさや不思議さを含み、子どもと親と先生方が共に楽しむことができ
知らぬ間に、科学の原理や大切さが体得されるものです。・・・・・

受講者アンケートから

○中高の理科の授業を後藤先生に習っていれば理科がもう少し好きになっていたと思います。わかりやすくてよかったです。

○“保育に科学を”提起していくいき方のとっかかりを学ぶことができて良かった。
“何だろう?”“不思議なこと”を探究する積み重ねが、その子自身の力に繁っていくこと。無関心、無意欲な子どもたちが多い今日。
今も昔も子どもは変わらないが、保育現場に教育的なカリキュラムが導入されたことで、与えられたことを常にすることが多々ある。自ら考え、面白さをみつけていく、きっかけづくりが自発的にたのしむことに繁り仲間意識にも広がっていけること、大切なこと、痛感しました。(与えられたカリキュラムは出来る出来ないでのものさしができてしまうこと)

○実際に実験しながらの講座で、とても楽しかった。保育現場にも活用できると思う。

○作って遊ぶ楽しさを味わえた。すぐに保育に役立ててみたいと思う。

○早速活動で行ってみようと思った。

○保育園に帰ってすぐ子どもたちに見せてあげたいなと思う物を見せていただき、HPもみてみようと思いました。

○ボール作り楽しかった。

○子どもたちの興味を得られるような化学あそびを知ることができよかった。

○実際に体験してみて、「楽しい!」と感じ、子どもたちにも「楽しい!」「やってみたい!」と目を輝かせるようなことを体験させてあげたいと思った。身近なものでも、科学の不思議を体験できる。ぜひ、また子どもたちとやってみたい。

○子ども達が楽しみそうなものをありがとうございました。さっそくやってみたいと思います。

○楽しみながら科学が学べてよいと思いました。すぐ実践できる内容でよかったです。

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