2013年11月17日 岩塩のサイコロを作ろう
今回の理科実験ミュージアムは岩塩のサイコロを作ろうでした。
岩塩にカッターの刃を当て木槌でたたくと、スパッときれいに割ることができます。
うまく岩塩を割って小さな立方体のサイコロを作ります。
11月になりだいぶ寒くなってきました。朝の公園は霧に包まれています。
岩塩サイコロの材料は内モンゴル産の岩塩です。
1億年も前の地層から取れた塩の結晶です。
この岩塩は料理に使うこともできるので、なめてみると確かに塩の味がします。
この岩塩にカッターの刃を当て木槌でたたくと、きれいに割れて平らな面が出てきます。
塩の結晶の中では原子が規則正しく並んでいるため、この並びに沿って割れやすい性質があります。
このように結晶がある方向にきれいに割れる性質のことを「へき開」と言います。
どの方向に割ればいいのかがわかれば、後は簡単に割ることができます。
ごつごつしたかたまりの中に、きれいな平面が隠れているのがふしぎです。
うまく形を整えれば小さなサイコロができます。
塩が材料なので水分に触れると溶けてしまいます。
なので持ち帰るときはビニール袋に入れておきます。
一つの岩塩をうまく切り分ければ大きなサイコロを作ることもできるし、
小さなサイコロをたくさん作ることもできます。
うまくできたでしょうか。
午後になると晴れ間も見えるようになり、お客さんも増えてきました。
公園から見える山はもうすっかり紅葉しています。
今年の理科実験ミュージアムも残り少なくなってきました。