今日のサイエンスショー午前の部は「霧箱を作ろう」です。霧箱っていったい何?
私たちのまわりには自然の放射線がとってもたくさんとびかっています。それを目で見るための装置が「霧箱」です。
戸田先生は「霧箱」の第一人者です。私たちの身の回りをとびかっている放射線について、お話をしてくださいました。
まずはハンマーを使ってドライアイスをこなごなにくだきます。
こんなふうに。これを発泡スチロール製のトレイにいれその上にガラス水槽をおきます。
ガラス水槽のふちにはスポンジテープがはってあります。そこにしみるようにエタノールをそそぎます。
水槽の上にラップでフタをしてしまいましょう。そとの空気が流れこまないようにね。
よくこすって静電気をおこした塩ビパイプを水槽の上にかざして、観察にじゃまなイオンをとりのぞきます。
左右から強い光をあてていると、おおっ! なんかみえたぞ。わあ、きれい!
こんなものが見えますよ!
今回の実験で、私たちの身の回りには本当にたくさんの放射線がとびかっていることがわかりました。危険と思われがちな放射線ですが、実は私たちはふだん、それを普通にあびているのです。
そしてそれは工業、食生活など、私たちの生活を影で支える技術として有効に利用されているのです。
戸田先生は放射線に対する意識が大きくかわるお話をしてくださいました。