この日のテーマは「ペットボトルちょうちんを作ろう」でした。「ちょうちん」ってみんな知っているかな? 今は電気のおかげで夜でも明るいけれど、ずっ と昔はろうそくのほのおで明かりをとっていたんだよ。みんなこの光の下で夜を過ごしたんだ。それを持ち歩けるようにしたのが「ちょうちん」というわけ。今 でいう懐中電灯だね。
電気のない世界なんて想像もつかないよね。でも、ちょっと考えてみよう。もし今大きな地震がきて電気が止まってし まったらどんなことになるだろう。電気を使っているものって何があるだろう。それらが使えないとすると、いったいどうすればよいだろう。
こ の「ペットボトルちょうちん」は、阪神淡路大震災の被害にあった人たちの知恵から生まれました。電気がとまれば夜は真っ暗闇です。この光は、そんな闇をほ のかに照らし、たくさんの人の心にも明かりをともしたと聞きます。
みんなもいざというときのために、たくさんの実験や工作をして知恵を磨 いておこうね。
このたび新潟中越地震の被害にあわれたみなさまには、心より御見舞申し上げます。
ほらほら、とっても簡単にできたよ。
持ち手を作ろう。針金が固いから、火であぶってやわらかくしよう。
せっかくだからペンで絵を描いてみよう。
おじいちゃん、おばあちゃんも手伝ってくれました。
できたぞ! 暗いところで使ってみたらどんなふうにみえるかな?