2012年8月5日(日) 松川町古町地区公民館で
「おもしろ科学工房によるサイエンスショーと科学工作」が行われました。
これは、子供から大人まで一緒に学び、地域のつながりを高める事を目的とする
地育力向上講座として開催されたものです。
公民館や育成会の皆さんと一緒に
大気圧のサイエンスショーと浮沈子の工作をしました。
8月に入り暑い日でしたが、多くの方に参加していただきました。
空気は目に見えませんが、実は空気にも重さがあります。
空気は高い空の上まで積み重なっているので、その重さはかなりのものです。
そこで空気の重さである大気圧を使って割りばしを割ってみます。
ビンの中に空気が入らないように水を入れてふたをします。
それを大気圧の力を使って持ち上げます。
ビンを2本つなげても落ちることはありません。これが大気圧の力です。
こんなに大きな入れ物を3個つなげても大気圧の力で持ち上げられます。
そのとなりは、少し変わった実験です。三つ並んだ人形にお湯をかけると…
あるところから水が出てきて、みんな大爆笑!
どこから水が出てくるかは秘密です。
大気圧の力を使って、牛乳ビンの中にゆで卵を入れる実験です。
お父さんにも手伝ってもらいました。
どの卵が一番早くビンに入るかな?
ロウソクに火をつけ、そこにペットボトルをかぶせる実験をしたり、
水を入れたペットボトルにいくつか穴を開け、どのように水が出るか観察もしました。
この実験で大気圧や水圧の仕組みがわかります。
次は大気圧の力で空き缶をつぶしてみます。
空き缶に水を少し入れ、コンロで沸騰させます。
それを一気に水槽に入れると、ベコッとつぶれました。
何人かに実際にやってもらいました。
実際にやってみると大気圧の力を実感できます。
最後に、みんなが持ってきてくれたペットボトルを使って浮沈子を作りました。
水を入れたペットボトルをギュッと握ると、金魚が上がったり下がったりします。
これは手の運動にもなるので、リハビリにも使われるそうです。
今回の実験の中には、家の台所やお風呂場でもできるものがあります。
浮沈子も作り方がわかれば自分で工夫して作ることができると思います。
ぜひ家に帰ってから家族みんなでためしてください。