巡回科学実験教室 1学期の部が終了( 川路・千栄・丸山・追手町小学校)

今年度6月2日 にスタートした巡回科学実験教室も7月8日、
無事1学期の部が終しました。
後藤先生はますますパワーアップ! 
少しのお疲れも見 せずに飯田市内17校をまわって
楽しい実験教室を開かれたのでした。
ここでは、4つの学校の様子をご紹介します。

6月13日(月)

ここは飯田市立 川路小学校。ホールにみんなが集まりました。
いよいよ巡回科学実験教室の始まりです。
今日は全学年で「超低温のふしぎ」を体験します。

実験にはお友だ ちみんなが参加できます。
ちなみにこのあとこの風船は先生が持っている黒い箱の中に
次々と消えていってしまいます。
箱の中には 「液体窒素(えきたいちっそ)」という-196度の
とっても冷たい液体が入っているんだよね。

液体窒素の中に いろいろなものを入れてみよう。これは鉄の鍵だね。
十分冷やした後、ガスライターであぶります。
すると黒い鉄のかたまりが真っ白になって しまいます。どうして?

超伝導体の上 に、強力なネオジム磁石が「浮いて」います。
へえ、ふしぎだなあ。

6月30日(木)

飯田市立千栄小 学校では、1~3年生のお友だちが
巨大シャボン玉とブーメランに挑戦しました。
お天気が心配されましたが無事開催。
後藤先生の手 からは、次々と大きなシャボン玉が作り出されます。

今度は僕たちの 番だ。
おみごと!とっても上手だよ、そこのボク!

そう、走ってみ てもおもしろいね。
一番長~いシャボン玉を作ったのは誰かな?

4~6年生は、 水素と酸素のエネルギーの実験です。
水素?、酸素?それっていったいなんだろう?

水素や酸素で シャボン玉を作っています。
水素は軽いのです~っと上がっていってしまうね。
そう、気体にも重さがあるのです。
この後、水素と酸 素をまぜた気体に点火するという
迫力の大実験も行いました。

場所を体育館に 移して、今度はブーメランを作りました。
厚紙2枚でできるから簡単だね。

上手に飛ばすに は、羽の向きや角度、
そり具合を調整しなければなりません。
はたしてうまく飛ぶのでしょうか?

最後はみんなか ら先生に感想とお礼の言葉を寄せてもらいました。
とってもしっかりしていて感心しました。

7月 4日(月)

飯田市立丸山小 学校では、5年生を対象に「超低温のふしぎ」と題して、
液体窒素-196度の世界を体験してもらいました。

まずはおなじみ 消える風船です。
たくさんの長風船が黒い箱に次から次へと入っていきます。
風船はどうなったかな?

この日はなん と!飯田市の牧野みつお市長も来校して、
みんなといっしょにお勉強です。
思わず、どうなってるのか身を乗り出してしまった市長さん。
果 たして風船の運命やいかに!

黒い箱の中で、 長風船はすっかりしぼんでいました。
それを取り出すと、あ~らふしぎ!またまたふくらみ始めました。
ときおりパーンと割れたりしてビック リ!

風船の中でいっ たい何がおきているのか。
透明ビニール袋で確認してみよう。

先生っ! 液体 窒素は-196度だっていったのに、
その中へ手を入れちゃうの?大丈夫?
「ほんの一瞬ならば大丈夫なんですねえ」
科学の目で見て 考えれば確かにそのとおり!
でも液体窒素のことを知り尽くしている先生だからできるんだよ。

先生が見ている ところで、今度は市長さんにも体験してもらいましょう。
さあ、どうかな?

エジソン電球の 実験です。
液体窒素の中、つまり酸素がないところでは
フィラメントが明るく輝き続けます。

次から次へと出 てくるおもしろい実験の数々に、
みんなはもう釘付けです。

最後は超伝導体 を使ったマイスナー効果の実験です。
ネオジム磁石という強力な磁石が空中に浮いて
くるくる回転をしています。
何度見てもふしぎな 光景です。

7月 8日(金)

今学期最後の実 験教室は、ここ飯田市立追手町小学校で行われました。
5、6年生は、「ドライアイスの液化とドライアイスランプ」です。

私たちのまわり にある空気にはいろいろな気体が入っています。
二酸化炭素もそのうちのひとつです。

石灰水に息をふ きこんでみよう。どうなるかな? 
あれれ、ボコボコやってたら水の色が白くにごってきたぞ。
石灰水は二酸化炭素に触れると白くにごるん だ。
そう、つまりみんなの息の中には
二酸化炭素がたくさんふくまれているんだよ。

二酸化炭素をど んどん冷やしていくとドライアイスになります。
これを透明チューブに入れ、両側をきつく閉じるとどうなるでしょうか?
固まりだったドライ アイスはチューブの中でだんだん
透明な液体に変わっていきます。
ドライアイスが液化したのです。二酸化炭素も液体の状態があるのです。

実験はさらに続 きます。チューブの中の液体はだんだん減ってきました。
今度は気体に変化しているのです。
その証拠にチューブがだんだんふくらみはじめま したよ。
先生は「耳をふさいだほうがいいですよ」とおっしゃいました。
そのときパーンと大きな音が。
圧力に耐えきれずチューブが 破裂してしまいました。

ドライアイスの 固まりの間にマグネシウムを入れて火をつけました。
マグネシウムはランプのようにきれいに燃え続けます。
このとき燃えるのに必要な酸素 は、ドライアイスから得ています。
ドライアイスは二酸化炭素。
そこから酸素をうばうのですから、後には真っ黒な炭素が残ります。
ふ しぎです。

最後にみんなは ドライアイス鉄砲で遊びました。
フィルムケースにドライアイスを入れて、フタをします。
その気化する圧力で、フタを飛ばして遊ぶのです。

さあ、お次はか わいらしい1、2年生のおともだちです。
お願いします! テーマは空気砲です。

まずは先生がお 手本を見せるよ。
中に煙をいれて、箱の両側をポン!とたたくと…

みんなの頭の上 には、
ドーナツ上の煙がまっすぐに飛んでいくのが見えます。
うわぁ、おもしろいなあ。教頭先生もニコニコ顔。

さあ、今度はみ んなの番だよ。
グループで作ってみよう。

穴の大きさはど のくらいがいいかな。
みんなで相談しながらがんばってね。

紙コップをつみ あげて的にしよう。

さあ、順番にな らんで! 上手に的をたおせるかな? 
がんばれ!

3、4年生の テーマはとっても楽しい「浮沈子」。
ペットボトルのなかのお魚が、
自分の思うとおりに浮いたり沈んだりする科学おもちゃです。

さあ、みんなで 作って遊んでみよう。
みんな上手にできたね。

力のうまく調節 すれば、中間でとめることもできちゃうよ。
練習しよう。

なんだかとって もふしぎだね。
みんなの楽しそうな笑顔がたまりません。

みんなで集まっ て何か比べっこをしてるのかな? 

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