2011年10月23日
おもしろ科学工房設立10周年を記念しておこなわれた特別講座「ひらけ!宇宙へのとびら」
7年もの時を経て日本に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」そしてそれを打ち上げた「M-V-5ロケット」
これは、日本の科学技術の賜物で、日本人だけでなく、世界の人々にも深い感動を与えました。
おもしろ科学工房では、この偉業を子ども達に伝えて
科学に、宇宙に、興味を持ってもらい、理科好きの子ども達を育てたいと思い、この企画を始めました。
特に、サイエンスアドバイザーの後藤道夫先生は子ども達が実際のロケットをみて
より身近に宇宙を感じ、ロマンを抱いて欲しいとロケット模型の制作に取り掛かりました。
とはいえ、おいで館には実物大のロケット模型は入らず、3分の1に大きさにはなりましたが。
後藤道夫先生の熱意に動かされ、おもしろ科学工房スタッフによるM-V-5ロケット模型制作が始まりました。
最初は、後藤道夫先生から牛乳パックで、ペットボトルで制作という提案がありましたが
10mにもなる巨大なものですから、スタッフの提案で金属板という事になりました。
制作は、おもしろ科学工房のスタッフ吉沢さん。なんでも作っちゃうんです。
覚えてますか? 世界一受けたい授業に出演した「共振ブランコ」の製作者です。
出来上がった10mのロケットをおいで館まで搬入するのが大変。
警察の許可も受けました。
搬入したばかりのロケットモデルの前で、初めての理科実験ミュージアムです。
特別講座「ひらけ!宇宙へのとびら」の始まりです。
種子島宇宙センターから打ち上げられた「M-V-5ロケット」の発射の様子を観て
宇宙の大きさ、太陽系の大きさを感じ
それぞれにペーパークラフトで「M-V-5ロケット」を作りました。
ここで科学体験をした子ども達が、大きく成長していくことを楽しみにしております。