2026年6月28日
理科実験ミュージアムでは、飯田市ゼロカーボンシティ推進課とのコラボ企画「水素エネルギーを体験しよう」が行われました。水を電気分解して水素を作ってロケットを飛ばしたり、風車で発電したり、エネルギーを作る仕組みを体験しました。さらに今回は、デジタル地球儀「スフィア」を使い、地球環境の今とこれからについて考えてみました。

ここ数年は夏になると、日本でも40度近い気温になる日が増えてきました。地球温暖化の原因の一つと考えられるのは二酸化炭素です。自動車や工場、発電所など、人が生活する中で二酸化炭素は出てきます。

このまま二酸化炭素を出し続けると、未来の地球はどうなるのでしょうか。デジタル地球儀「スフィア」を使って見てみました。21世紀の終わり頃の地球の気温は、今よりかなり上がってしまいます。特に北極圏では温暖化の影響が大きことがわかります。

今回ゼロカーボンシティ推進課からお借りしたデジタル地球儀は、地球環境についての様々な情報を表示できるそうなので、いろいろな場面で活用できればいいなと思いました。

それでは、二酸化炭素を出さないエネルギーはあるのでしょうか。その一つとして注目されているのが水素です。ロケットの模型を使って実験してみました。最初に、手回し発電機で電気を起こし、その電気で水を電気分解して水素と酸素を作ります。


電気分解で作った水素と酸素に電気火花で火をつけると、ポンと音がして水素のエネルギーでロケットが飛びました。

その他にも、二酸化炭素を出さないエネルギーとして風力発電もあります。息を吹きかけて風車を回し、発電した電気でLEDを光らせることができます。この風車はザボニウス型風車と言って、どの方向から風があたっても回ることができます。

その他にも、いろいろな実験道具を用意しました。手回し発電機で電気を作り、プロペラを回して紙風船を浮かべたり、LEDを光らせたりできます。水を電気分解して水素と酸素を作り、燃料電池と同じ仕組みで電気を作って電子オルゴールを鳴らせたりもしました。

自転車型の発電機を使えば、もっとたくさんの電気を作るとこができます。自分で作った電気で、バルーンを膨らませたり、踊る人形を動かすこともできます。

最後に水素と酸素を使った実験を体験しました。長い透明チューブの中に水素ガスと酸素ガスをつめ、点火すると化合して水ができます。そのとき、音と光と熱としてエネルギーが出てくることを体験しました。
人工光合成を活用し、太陽光のエネルギーから作った水素を、ソーラー水素と言います。このソーラー水素を作り出す実験が、信州大学と協力して飯田市で始まります。そのためのソーラーパネルを作る工事が、いよいよ始まりました。二酸化炭素を出さないための取り組みが、この飯田市でも一歩ずつ進んできています。
