環境と生活まつり

10月16日 飯田市文化会館・飯田人形劇場で「生活と環境まつり 2010」が行われました。
飯田・下伊那の将来(あす)の生活と環境を考えるイベントとして行われました。
私たちおもしろ科学工房も飯田人形劇場でサイエンスショーを行いました。

かざこし子どもの森公園の近くにある飯田人形劇場で
「超電導リニアと超低温の世界」というタイトルでサイエンスショーを行いました。

文化会館のフロアーでは、飯田市に駅が出来るであろう超電導リニア「リニア中央新幹線」の
ブースが出来ています。

さあ、いよいよサイエンスショーの始まりです。
この日は、いろんな場所でいろんなイベントがあり
参加してくれるお友達も少なかったですが
みんな、実験を楽しみに遠くから集まってきてくれました。

きれいなバラも液体窒素で凍ってしまいます。
みんな、テレビで観たことがあっても体験は初めて。
凍ったバラはどうなるのでしょう!!

今日の見どころ、超電導ジェットコースター
液体窒素で冷やされて超電導体になりネオジウム磁石の上を走ります。

とっても不思議な現象です。
液体窒素(-196度)に冷やされて、超電導体になる物質が作れるようになったから
こんな現象を見ることが出来ます。

超電導体は、強力な磁石になり吊り下がることも出来るので

・・・・・まるで宙に浮いているように・・・

ネオジウム磁石で作られた磁場のレールの上を走ります。

超電導リニアには、この強力な磁石 超電導体が使われています。
じゃあ、どうしてリニアは10cmも浮くんでしょうか?
不思議な磁石の体験をしましたね。

これは、スタッフが制作したリニアの推進模型と浮上原理模型です。
リニアは、磁石の反発と吸引により浮上し、推進します。
そして、走ることにより、電流を作り出します。
だから、電気を大量に使うこともなく 二酸化炭素も出すことがなく
とっても環境に良い乗り物です。
飯田駅が出来たら、楽しいことがたくさん起こりそうですね。

最後に、超電導体のすごいちから”ピン止め効果”を体験して
サイエンスショーは終わりました。

超電導体は、かつて液体ヘリウムでないと超電導状態現象をみることができませんでした。
それが、ほんの数十年ほどの研究で
身近にある液体窒素(-196度)でその現象をみることができるまでになりました。
もしかしたら、みんなが研究して、もっと高温でも超電導状態になる物質を
作ることが出来るようになるかもしれません。
そんな研究者が出ることを楽しみにしています。

関連記事→南信州新聞 2010.10.19掲載記事

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