太陽の動き学びながら
飯田時刻の日時計作る
おもしろ科学工房夏季講座
(2008/07/29 信州日報掲載)
おもしろ科学工房は二十六、二十七日の二日間、かざこし子どもの森公園「おいで館」で夏季特別講座「飯田市バージョンの日時を作ろう」を開いた。二日間でのべ三十組の親子が参加。飯田市の緯度に合わせた日時計を作り、地域で異なる太陽の動きを学び体験した。
北緯二四度から四三度の幅がある日本では、太陽が最も高く上る「南中」の時刻も地域により若干異なる。「飯田時刻」は基準の兵庫県明石市より十一分早 い。
「工房版精密日時計」も飯田市立追手町小学校を標準にしてあるため、日本の標準時刻より少し早く進む。昼間の十二時間分を表す面に、三十分の目盛りがつ き、時計棒の影の位置から時間を計る。
画用紙で本体を組み上げた子どもたちは、方位磁石に合わせて日時計を設置。太陽が西へ動いていくことを習い、実際に時間をおいて影が動くことを確かめ た。
息子と参加した飯田市水の手町の女性(三三)は「作るのは簡単にできたが、飯田市にあわせてつくってあるのがありがたい。家に帰って置いてみると思う」 と話していた。
(2008/07/29 信州日報掲載)
※ この記事は信州日報社様のご協力をいただいて掲載しています。