燃える火の玉に驚きの声 

子どもの森公園 科学のお祭り大実験

(2008/05/06 信州日報掲載)

科学の用法を用いた実験工作で、科学の楽しさを伝えるおもしろ科学工房は三日、飯田市丸山四のかざこし子どもの森公園で、「科学のお祭り」おもしろ科学大実験を行った(飯田市教育委員会共催)。ことしで六回目の恒例行事。サイエンスショーや科学を応用したわかりやすい実験に、子どもから大人まで興味津々。連休の家族連れでにぎわう公園をさらに盛り上げた。

 メーン会場の「おいで館」では、約九十人が参加して、テレビや本の科学実験でおなじみの大山光晴さんのサイエンスショーを楽しんだ。午前の「電波の実験」では、発光ダイオードの付いた発信機と受信機を作成。大山さんはコードをちぎったスピーカーの音を鳴らしてみせるなど、実演を交えながら説明。電子レンジを使用した「火の玉」つくりでは、燃え上がる炎に会場からは驚きの声が上がっていた。家族四人で訪れた桜井絵玲菜ちゃん(四つ)は「おもしろかった」と話した。
 工房を立ち上げた科学ジャーナリスト、後藤道夫さん(飯田市出身)は「本来、子どもたちは科学好き。作るという手を動かす行為でよいアイデアも浮かぶ。(きょうの顔は)好きに満ち溢れている」とほほえんだ。
 また会場周辺には、スタッフが製作した遊具も登場。同じタイミングで動く力は蓄積されるという「共振」を利用した「こがなくても揺れる」ブランコなどで、子どもたちは科学の不思議を体感していた。
 工房は毎週末、「おいで館」でこれらの実験を身の回りの物を使って体験できる「理科実験ミュージアム」を開いている。CDコマや万華鏡制作など。十一月までの毎週土曜日。

(2008/05/06 信州日報掲載)

※ この記事は信州日報社様のご協力をいただいて掲載しています。

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