後藤道夫先生は、9月26日に満90歳を迎えられました。
一ヶ月遅れではありますが、お祝いに先生のお宅にお邪魔しました。
とてもお元気で、飯田市での思い出をつきることなくお話してくださいました。
スタッフの新作!! 砂鉄キャッチャーをお見せして 実験もしてみました。
毎日のように通っていたかざこし子どもの森公園の砂が、とても懐かしかったようです
耳に当てているのは補聴器。
「随分、耳が遠くなった」とおっしゃっていましたが、ちゃんと私たちの会話は聞こえていました。
飯田市教育長さんからのお手紙を しっかりと声を出して読んでいましたが、
さすがにすべてを声に出して読むのは大変でしたので、教育委員会事務局に代読していただきました。
「…先月九十歳のお誕生日をお迎えになったとのことをお伺いしました。誠におめでとうございます。…
「科学の楽しさと不思議さを知ってもらいたい。」「科学を好きになってもらいたい。」という先生の熱い想いは、
現在も、おもしろ科学工房スタッフの皆さんがしっかり受け継ぎ活動をしていただいております。
理科実験ミュージアムは、市内の子どもたちだけでなく、県外からも大勢の参加があります。最近では、
地元金融機関の飯田信用金庫の皆さんや、高校生・短大生がボランティアスタッフとして協力していただいています。
また、出前工房や、学校の理科クラブなど学校支援の要請も増えています。
公民館や育成会と協力して手作りロケットを制作して打ち上げをする学校も多くなるなど
先生の熱意によって蒔いていただいた種が大きく実っていることを実感しています。
また、昨年度より宇宙留学サマーキャンプとして、市内の子どもにとどまらず、市外の子どもたちも
一緒になって宇宙の魅力を伝えるプログラムを始めています。
…‥こうしたリニア時代に向けて、先生のようにふるさとへの愛着を持ち、自分の可能性に挑戦し、
世界を舞台に活躍する人材の育成に取り組んでまいります。今後ともご指導のほどをよろしくお願いいたします。…