「ワンダーラボ」が2023年2月26日で閉館になります。とても残念です。
北陸電力エネルギー科学館「ワンダーラボ」26年間の営業に幕を下ろします。
コロナによりデジタル化が進んだために、これからはデジタルを活用した運営になるとのことです
おもしろ科学大実験に招待講師として来られた滝川洋二先生、戸田一郎先生、新村宏樹先生他、大勢の先生方が実験を行いました。
1996年7月に開館したそうですが、後藤道夫先生の科学の祭典を全国にという動きの一つかとも
後藤道夫先生は、全国の科学の祭典を開催することにご尽力され、第1回から実行委員長を務められました
「子どもにウケる科学手品77」を出版したりと忙しい中、1999年に長野県飯田市で科学実験教室を始められました。
生まれ故郷、飯田市にもワンダーラボのような拠点をつくりたかったのでしょう。
先生は、「ワンダーラボ」のことを良く話していました。
2005年、ワンダーラボで5月に開催されている「理科の大運動会」に研修で行きました。
戸田一郎先生の霧箱が常設されていたり、楽しい実験が体験出来たり
何より実験器具がそろった教室のようなところもあり、ここで子どもたちは週末に実験を体験できると説明してくれました。
そんなワンダーラボが閉館してしまうのは、とてもさみしいです。
これからは、デジタルという新しい切り口での取り組みで、子どもたちの学びの場となり、運営を続けていただきたいです。
ガリレオ工房 滝川洋二先生からワンダーラボ閉館を惜しむメールがありました。
ワンダーラボ開館当時、富山第一高等学校の戸田一郎先生、科学の祭典を立ち上げて地域ごとの科学イベントを広げることに専念されはじめた後藤道夫先生等のお誘いだったろうと思うのですが、ワンダーラボの永田寿春さんや、ワンダーラボの職員の方々がガリレオ工房の例会に見え、何人ものガリレオ工房メンバーにも講演の依頼があり、また、古田豊さん発案の「科学で運動会」のアイデアはその後、ワンダーラボの職員の方々が毎年新規開発を沢山行い、5月連休の名物行事になりました。
省エネセンター、読売新聞社とガリレオ工房が組んで行っていた「エネルギーを考えるサイエンスライブショー」で、毎回主役を演じていただいていた有馬朗人先生(元文部大臣)は、2003年11月「人間の生活を変えた電気(エネルギー利用の歴史と地球の未来)」をワンダーラボで講演され、僕も準備から手伝いました。
僕自身も十数回ワンダーラボで講師をさせていただきました。
館が出来て間もない頃、実験教室の部屋の前の新品の大きなテーブルで、ドライアイスにマグネシウムを入れて点火しきれいに光る実験をしたところ、マグネシウムでテーブルに大きな焦げ目を作ってしまい、今でも申し訳なく思っています。
思い出は沢山あり、それだけに閉館のニュースはかなりショックでした。多分ワンダーラボの工夫は、今は各地の科学館にも引き継がれてはいると思いますが、意欲的に特色のある館を作り上げる様子を見てきたものとしては、今は感謝の気持ちをお伝えできればと思っています。
実験や工作を通して科学の不思議や楽しさを体験『ワンダー・ラボ』2/26閉館…実験教室が残したものは(富山テレビ) – Yahoo!ニュース
https://news.yahoo.co.jp/articles/4e7bee8c3e192623ef9e0343450c1f3e9662d98d
2月26日に閉館というのを、子ども側からだけでなく、演示する先生の側にも焦点を当てた番組で、沢山の知り合いが出演しています。
ワンダーラボに育ててもらった、新しい実験の交流、演示講師同士の仲間ができた、など、そうだなーと思う言葉を口々に言われていました。
ガリレオ工房メンバーも、このニュースの中でも言われていたように、ここで育ててもらった、呼ばれると名誉に感じる等の思いの方が多いと思います。