2005.05.01 Sun.

 年に1度の科学のお祭り「おもしろ科学大実験!」を5月1日に開催しました。今年で3回目になるこのイベントですが、楽しみに来てくださる方が大勢いて私たちもうれしい限りです。普段ミュージアムのテーマにはあまり登場しない実験をとりあげて行いました。お天気にめぐまれて、かざこし子どもの森公園は大にぎわいでした。

   
 牛乳パックでつくった容器に電極板をセットし、パンのタネをいれたらスイッチオン! わずか15分でおいしいパンのできあがり。「電気パンを焼こう」は大にぎわい。楽しくて、あとでおいしい実験です。
 まずは材料を袋に全部入れましょう。小麦粉と砂糖とベーキングパウダー…。そして忘れちゃいけないのが「塩」少々。  袋でまぜまぜしたら、ボールに入れて、お水と油をちょっとだけいれて泡立て器でまたまぜよう。う〜ん、楽しみだね。  電極をセットした牛乳パックに入れたらチョコチップを上にのせるよ。スイッチを入れたら待つこと15分。ふっくらおいしいパンのできあがり! どう?おいしい?

 ビニールふろしきを熱でくっつけて風船をつくり、空気をいれればハイ完成! 今回の巨大風船は前よりもずっと空気が抜けにくい工夫がしてあります。
 まずはビニールふろしきに今回最大のアイデア、チャック付き袋を使った逆止弁をとりつけます。手前後ろ姿の男性が考案者の今村さん。もちろん科学工房のメンバーです。
 あとはクリップシーラーという道具を使って、ふろしきを袋状にとめていきます。熱でくっついちゃうので、か〜んたん。  きちんとくっついたら、送風機で空気を送り込みます。今度は逆止弁があるから、入れた空気が簡単に戻らないよ。

 フィルムケースに割りばしをはりつけて完成! 細かくくだいたドライアイスをケースに入れたらフタをして、待つことしばし。ポーンという音ともにフタが飛び出します。うまく的に命中するでしょうか?
 まずはドライアイスをくだいてフィルムケースに入れ、フタをしよう。  正面にはプラコップをつみあげて作った的が! よ〜くねらって! でも、引き金はありません。ひたすらドライアイスが気化するのをまちます。ちょっととドキドキ。  気化したガスの圧力でフタがいきおいよく飛び出します。あたったかな? 何度でも挑戦しよう。

 ストローでふくらませるのもいいけれど、ここではもっともっと大きなシャボン玉を作っちゃおう。直径50cmなんてらくらくできちゃう巨大シャボン玉だ。人が入れるくらいのものにも挑戦してみました。
 こちらは科学工房所有の自動シャボン玉製造器。これをみつけた子どもたちが大勢集まってきてくれました。  さあ、みんなも巨大シャボン玉に挑戦してみよう。うまくできるかな?  こちらが人も入れるシャボン玉。大きな膜はできるけれど、風の影響で中に人が入ることはできませんでした。う〜ん、残念!

 おおきなパラボラアンテナの上からスーパーボールを落とすとどうなるか! はね返ったボールは、なんとアンテナ中央のある”1点”に集まるんだよ。ミュージアムではそこに棒を立てました。落としたボールはかならずアンテナ中央に立てた棒の先端にあたります。これってふしぎっ!
 パラボラアンテナは、空中を飛んできた電波を丸い円盤部ではね返して中央に集めています。その様子をスーパーボールで表現したというわけです。
 さあ、高いところからまっすぐにスーパーボールを落としてみよう。  へえ、おもしろい! どこから落としても、はね返ったボールは必ず中央の棒の先端にあたるぞ。  今度は音で実験だ。真ん中あたりで耳をすませてごらん。こっちでしゃべっているのが聞こえるでしょ? こっちの声がパラボラによって集められているんだよ。

 自分でロケットを作って飛ばす楽しみを味わえる「モデルロケットを作ろう」のコーナーは午前・午後の2回行われました。両方とも満員御礼の盛況でした。アメリカ製のロケットエンジンを使って作る本格的なもので、高さ100mにまで到達できるほどの性能をもっています。大きな声でカウントダウンをして点火も自分たちで行いました。何度見てもわくわくする実験のひとつです。
 さあ、つくるぞ。ロケットのボディーはカレンダーの紙なんだね。それに、フィルムケースや焼麩? 何に使うんだろう。  ほとんど形になりました。最初は難しいかなと思ったけれどやってみたら大丈夫だったよ。仕上げにとりかかろう。  いよいよロケットの発射です。大きな声でカウントダウンをしよう。10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、ゼロ 発射!
 やったぁ! 大成功だ!!

 午前と午後のあわせて2回、後藤道夫先生のサイエンスショーも行われました。テーマは「−196℃の世界」。みんなの目の前では、超低温の液体窒素を使った実験が次から次へと繰り広げられました。子どもたちも実験に参加できるとあって、みんな大喜びでした。

 さあ、これからサイエンスショーが始まりますよ。テーマは「−196℃の世界」。この黒い箱の中の温度を測ってみると、ぐんぐん下がっていきますよ。ただいま−170℃!  この中に長い風船を入れてみよう。どうなるかな? あれれ? どんどんしぼんでいっちゃうぞ! どうしてなんだろう。でも、外に出せば元どおり。  バナナを凍らせてクギを打ってみましょう。テレビでは見たことがあるかもしれないけれど、実際はどうなんだろう。代表してやってもらいましょう。
 液体窒素に入れたバラはこのとおり「バラバラ」に!   液体窒素を使えば、1分でアイスクリームができるって!
 ほんとだ。
 ショーも終わっておまけの実験。液体窒素を床にまいてみます。そうすると、そのつぶはすべるように床を移動していき、そのうちになくなってしまいます。