理科実験ミュージアム、そして巡回科学実験教室でも大人気の「モデルロケット」についてお話をしましょう。

 「モデルロケット」は1950年代後半にアメリカで発売され、今では世界中のこどもからおとなまで、宇宙にあこがれるたくさんの人たちによって楽しまれています。

 もともとの「モデルロケット」は、本体から発射台までがキットとして販売されているのですが、ここにご紹介するのは、ロケットエンジン以外はすべてが手作りです。そしてその作り方は私が考案をし、これまでに巡回科学実験教室や理科実験ミュージアムなどで数多くのおともだちに楽しさと感動を味わってもらってきました。

 どんな機体にするか、バランスはどうか、より高く飛ばすためにはどのようなことが必要かを考える。モデルロケット作りは、それらすべてが実際のロケットに通じるものであり、まさに自分が設計者になった気分を味わえます。
 そしてそのロケットが青空に吸い込まれるように高く舞いあがる姿には本当の感動を覚えます。ときには失敗もあるでしょう。しかし、それはより良く飛ぶための、次へのステップとなるのです。


 さあ、みんなも自分だけのロケットを作って打ち上げよう!  いつか宇宙にいけるその日を夢に見ながら。


 

(ロケット本体)
 ・カレンダーの紙
 ・モデルロケットエンジンA8-3 
 ・フィルムケース
 ・ビニール袋 ・木綿糸 ・ゴムひも
 ・工作用紙 ・ストロー ・焼きふ

(発射台)
 ・針金ハンガー

(発射装置)
 ・乾電池 単1×4 ・ビニールコード10m
 ・ミノムシクリップ×2 ・スイッチ×2

(その他)
 ・セロハンテープ はさみ 両面テープガムテープ
 
エンジンをつけよう ボディを作ろう ノーズコーンを作ろう パラシュートを作ろう 尾翼とガイドをつけよう

完成したら次はいよいよ発射準備だよ!


 エンジンをつけよう
ここは私が担当します。よろしくね!

まず、モデルロケットエンジンをカレンダーの紙に両面テープを使ってはりつけます。このとき噴射口(ふんしゃこう)が外に出るよう、エンジンの向きに気をつけてね。

 このエンジンは安全性に十分気をつかって作られています。マッチの火などでは点火することができません。
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 ボディを作ろう
次は私が説明するわね! 

 1で作ったものを、エンジンをつけたほうからくるくるとまいて、セロハンテープできれいにとめましょう。しっかりとめておかないとロケットがうまくあがらないから注意してね!

 これがロケットのボディになります。

 エンジン側を細く、反対側はちょうどフィルムケースをかぶせることができるくらいの太さに仕上げます。
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 ノーズコーンを作ろう
 さあ、次は僕だ。 ノーズコーンというのはロケットの頭の部分のことだよ。ここが曲がったりすると、まっすぐ上がらないから気をつけてね。

 カレンダーの残りの紙をくるくるっと円錐形にまるめよう。はさみで切って大きさを調節したら、それをフィルムケースの底側にセロハンテープではりつけよう。



 できたらボディーにとりつけよう。ゴムひもをガムテープでしっかりはりつけてね。
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 パラシュートを作ろう
だんだんできてきたね。次は僕だ。
今度はビニール袋からパラシュートを作るよ。
下図を参考に袋をはさみで切ろう。そうすると6角形のビニールシートができるよ。

切り出した6角形のビニールシートの角に糸をつけていきます。

糸がついたら、たばねてむすんでおこう。

 パラシュートができたら、ボディにとりつけよう。ガムテープを使って右の図のようにしっかりとりつけてね。

 できたら、ここで「焼きふ」を入れよう。これはロケットエンジンが逆噴射したときに出る熱から、パラシュートを守るためにいれるんだ。これがないとパラシュートが熱で溶けて役に立たなくなってしまうよ。

 次にパラシュートをたたんでロケットの中に入れ、ノーズコーンをかぶせます。(右端図)

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 尾翼とガイドをつけよう
 いよいよ完成間近だね。最後は僕の担当だ。ここではまず尾翼を作るよ。
 10cm四方の工作用紙を下図のように切ろう。同じものを3枚作ってね。

 次にそれを真ん中で折り、1cmほど折り返して"のりしろ"を作ります。(下図中央)
 できたらセロハンテープでボディにとりつけます。3枚の尾翼が均等になるようセロハンテープを使ってはりつけます。
 また、尾翼の下端が右図上のようになるよう、とりつけよう。

 尾翼がついたら、ガイドをとりつけよう。これはロケットを発射台にとりつけるときに必要になるよ。また、まっすぐあげるためにも大切なパーツです。

 5cmに切ったストローを、ロケットの重心にセロハンテープではりつけます。こうすることで、より安定した姿勢でロケットを発射することができます。

<<重心の見つけ方>>
 両手の人差し指の上にロケットをのせ、ゆっくり指の感覚をせばめていき、左右の人差し指がピッタリくっついたところが重心になるよ。

 いよいよ最後の仕上げだよ。

 噴射口にイグナイタ(点火用火薬)をとりつけよう。イグナイタはこわれやすいから注意してね。
 できたらキャップを押し込んで固定しよう。

 これでロケットの準備はOKだ!
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